【フェブラリーS】ウィルソンテソーロ 楽に先着 陣営「いい状態で本番。もう2着はいらない」
「フェブラリーS・G1」(18日、東京) ウィルソンテソーロは14日、武士沢(レースは松山)を背に美浦Wへ。アエロプラニーノ(3歳未勝利)を追走する形から、直線は内に進路を取ると楽に半馬身先着を決めた。時計は6F83秒7-37秒3-11秒5。調教パートナーにまたがっていた横田助手は「横で見ていても手応えは楽でしたね」と満足げにうなずいた。 デビュー後に左前肢を骨折し、今もその箇所にはボルトが入っている。脚元を考慮して、今までは坂路主体で調整してきたが、「G1なので負荷をかけたいと思い、2週続けてWコースでやりました。これでスイッチが入り、いい状態で本番を迎えられると思う」と同助手はキッパリ。悲願のG1制覇へ向けて、「もう2着はいらない」と力を込めた。 【調教診断】ここ2戦の最終追い切りは坂路だったが、久々にコース追いを解禁。しかも先週、今週と2週続けて負荷をかけてきた。それだけ今回の一戦に対して、陣営の勝負度合いが高いということだろう。先週より反応が良くなっており、ラスト1Fは楽々と11秒5。昨秋の出来を維持しているどころか、さらに上げてきた印象だ。