Ｇ１７勝の貫禄を漂わせるロマンチックウォリアー

◆第７４回安田記念・Ｇ１（６月２日、東京競馬場・芝１６００メートル） 　安田記念の◎は香港のロマンチックウォリアーにします。海外遠征が初なら様子見もありましたが、オーストラリアのコックスプレートを勝っていますし日本遠征も問題ないでしょう。軽い馬場がどうかという意見もありますが、そのレベルの馬ではないと思います。レースを見ましたが、めちゃくちゃ勝負強いですよね。雨が降りそうなのもプラス。このレベルの馬が近年来たことはなかったので、見られるのはうれしいです。敬意を込めて◎にします。 【データで見る】ロマンチックウォリアーの血統、戦績 　○はナミュール。前走はスタートで遅れて、うまく進路も見つからず。それで０秒５差ですから、改めて能力を証明したレースでした。今回は枠もいいですし、スタートを決めて中団後ろくらいからうまく流れに乗ってためを利かせられれば、十分勝負になると思います。（武）豊さんの継続騎乗もプラスですね。 　▲はステラヴェローチェ。ここにきて復調の兆しを感じます。前走もタイミングひとつで勝っているレースでした。もともと、走る馬だと思っていたので、体調が戻ってきているなら狙いたいです。 　さて、５日はいよいよダートクラシック２冠目の東京ダービー（大井）。僕はシシュフォスと参戦します。前走は２着ですが、あれは僕が少し勝ち急ぎすぎた結果。南関の馬の中ではトップクラスの力があります。あとはＪＲＡ勢との兼ね合い。相手は強いですが、一矢報いたいですね。操縦性がいいので、距離が延びるのもいいと思います。（船橋競馬所属騎手） 【森泰斗騎手の印】 ◎（７）ロマンチックウォリアー ○（５）ナミュール ▲（１３）ステラヴェローチェ ★（１０）ソウルラッシュ △（９）パラレルヴィジョン △（１１）ウインカーネリアン △（１７）セリフォス