【山形】羽越線脱線・転覆事故から19年 事故現場で慰霊式
YTS山形テレビ
38人が死傷したJR羽越線の脱線・転覆事故から12月25日で19年です。山形県庄内町の事故現場では慰霊式が行われました。 2005年12月25日、JR羽越線特急「いなほ14号」が突風にあおられ脱線・転覆し、5人が死亡、33人が重軽傷を負いました。 事故から19年となるきょう、事故現場ではJR東日本の喜勢陽一社長ら幹部が、慰霊碑に黙とうを捧げました。 事故を受けてJRは、突風を事前に予測して運転を見合わせるドップラーレーダーを2017年から運用。 昨年度、このシステムで運転を見合わせた21回のうち実際に突風が発生したのは17回で的中率は81%でした。 【JR東日本 喜勢陽一社長】 「安全のレベルを向上させていく不断の取り組みを続けることで、お客様に安全で安心した鉄道輸送をご提供できるように取り組んでまいります。」 現場では、事故が起きた午後7時14分に合わせ、黙とうが捧げられます。