「ボランティアの方が手際よくやってくれたので本当に安心しました」能登半島地震 被災地でボランティア活動開始
能登半島地震で大きな被害を受けた七尾市・志賀町・穴水町の3つの自治体では27日からボランティアの活動が本格的に始まり、参加したボランティアが壊れた家具などの撤去作業にあたりました。 【写真】活動するボランティアのようす 初日の27日は県内外から75人のボランティアが参加し県庁で行われた出発式では馳知事が「被災者は先が見えず途方に暮れているみなさんの思いやりに感謝する」と激励しました。 ボランティアに参加した人からは「地元に住む人間にとしてやっぱり何かできることがあればと思って微力ながら参加させていただきました」とか「兵庫県から来ました。20年前に日本航空高校石川に行っていまして、ちょっと穴水町に関係があったので参加しました」といった声が聞かれました。 災害ボランティアの派遣は日帰りで行われ、27日は受け入れが始まった七尾市と志賀町、穴水町の3つの自治体で活動しました。 参加したボランティアは要望があった住宅で畳や棚などの家具を運び出したり泥をかき出したりする作業にあたりました。 被災地の住民は「今回は荷物の運び出しと分別とかをやっていただいた」とか「自分たちではどうしたらいいか分からなかったので、ボランティアの方が手際よくやってくれたので本当に安心しました」という感謝の気持ちを述べていました。 県のボランティア募集の窓口には25日までに県内外から1万4500人が登録していて支援の輪は全国に広がっています。 今回のボランティア活動は2月2日まで毎日行われ、それ以降については今月31日に再度、ボランティアの募集をかけ当面活動を継続するということです。
北陸放送