阪神・佐藤輝 開幕G倒へ豪快弾!右翼スタンド中段へ特大3号 絶好調5戦連続安打「継続してできている」
「オープン戦、阪神4-2オリックス」(23日、京セラドーム大阪) この勢いのままシーズン開幕に向かいたい。3試合連続で4番に入った阪神・佐藤輝明内野手(25)が六回、自身オープン戦第3号となる右越えソロを放った。これで5試合連続安打と絶好調。近本、大山、森下が大事を取って欠場した中、頼れる男が豪快弾で存在感を示した。 【写真】絶好調でみなぎる自信 見上げた打球はもう確信弾 まもなく迎える開幕へ、佐藤輝の勢いは増すばかりだ。豪快な打球に3万5244人が詰めかけた満員御礼の京セラドームが揺れる。自身も手応え抜群の豪快な一発を放った。 「緩い球をしっかり捉えられたと思います。いい角度で上がったので良かったです」 2打席連続で二ゴロに倒れ、迎えた六回先頭の3打席目。直前に1点差に迫られた嫌な空気を断ち切った。カスティーヨの初球、スライダーを見逃し、カウント0-1となった2球目。右腕のフォークを一振りで仕留めた。完璧に捉えた打球は、右翼スタンド中段のフェンスに直撃するオープン戦3号ソロに。右手を突き上げながら一塁を回り、悠々とホームインした。 昨年12月には米シアトルのドライブライン・ベースボールを訪問し、動作解析を基にフォームを改善。春季キャンプでも継続的に取り組み、オープン戦でもフォームを確認しながら臨んできた。その中で放った目の覚めるような一発。「継続してできていると思います」とフォームにも手応えを示した。 前日には3安打を放っており、これで5戦連続安打と絶好調。下半身の張りを抱える大山、右足を負傷している森下が2日連続でベンチ外となり、近本も欠場する中、佐藤輝はこの日も「4番・三塁」で出場。主力、主軸として奮闘を続けている。 開幕戦で対戦するのは巨人・戸郷。昨季は1本塁打を放ち、打率・250の数字を残した。「どんどん投げてくるので振り負けないようにしたいです。しっかりストライクを打つことを意識しています」とこれまでの対戦経験を基に、イメージもばっちりだ。29日の開幕戦までのオープン戦もいよいよ残り1試合となった。「やってきたことを出してプレーできたらなと思います」。このまま波に乗り、最高の状態でシーズンを迎える。