EVトゥクトゥクで館山周遊楽しんで 駅からのラストワンマイルに JR千葉支社がレンタルサービス
JR東日本千葉支社は、東南アジアのタイで活躍する三輪タクシー「トゥクトゥク」のような形をしたEV車両「電動トゥクトゥク」のレンタルサービスを館山駅で始めた。普通自動車免許(AT限定可)があれば誰でも運転可能。駅から観光地までの“ラストワンマイル”の移動に活用してもらいながら、アクティビティーの一つとしても楽しんでもらいたい狙いだ。 同支社とJR東グループの「JR東日本レンタリース」「JR東日本スタートアップ」のほか、電動トゥクトゥクのレンタルサービスを展開する「eMoBi(えもび)」(東京都中央区)が連携して実現した。 電動トゥクトゥクは定員3人、最高速度は時速45キロで、自転車感覚で簡単に操作できる小さな車両が特徴。同支社によると、同駅は駅からの交通手段が課題。ラストワンマイルの移動用に電動バイクの貸し出しを行っていたが、利用者からは「複数人で一緒に移動したい」との要望が多かったことから、電動トゥクトゥクの導入を決めた。単なる移動手段としてだけでなく、風景を楽しみながら乗車自体をアクティビティーとして楽しんでもらうことも想定している。 EVのため二酸化炭素排出量ゼロで環境にも優しい。6~7時間の充電で最大約40キロ走ることができるという。館山駅西口の「駅レンタカー館山営業所」で借りられ、出発前に運転操作のレクチャーもある。 1日1組限定で、4時間まで3千円、4時間~1日は5千円(いずれも税込み)。今後、利用状況を見て台数を増やすことも検討していくという。 会見で発表した土沢壇支社長は「館山エリアは駅からのラストワンマイルが課題だった。環境にも優しく観光地周遊に便利。ぜひトゥクトゥクで魅力あふれる館山エリアを巡って」と期待した。 利用には専用予約サイト「Emobi」で予約が必要。詳細は同サイト。