日本ハム・浅間 劇的サヨナラ打「マジで記憶ない」高めに外れるボール球右前へ「あんな高いとは思わなかった、果てしなく高いところ」
「CSパ・ファーストS・第2戦、日本ハム3-2ロッテ」(13日、エスコンフィールド) 【写真】泣いてる? 浅間のサヨナラ打に喜び爆発の新庄監督 拳の握り方がものすごい 日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで1勝1敗のタイに持ち込んだ。1点を追う九回1死、万波が守護神・益田から特大同点ソロ。十回2死一、三塁から途中出場の浅間が沢村から右前サヨナラ打を放った。 勝利後の恒例の一本締めに立った浅間は「最高です。この勢いであしたも勝ちましょう」と絶叫。呼応するようにエスコン史上最多を集めた3万7638人のファンが大歓声を注いだ。 十回は沢村の前に簡単に2死となったが、松本剛の四球、清宮の中前打で一、三塁の好機を作り、打席に立った。2球目、高めに外れる151キロのボール球を上からたたき、右前に運んだ。一塁ベースを回ってヘルメットを放り上げ、ナインの手荒い祝福を受けた。 「マジで記憶ないんすよね。まじで嬉しすぎてもう。最高です」とその瞬間を振り返る。打った球を後に映像で確認したといい、「いや、ボールっすね。あんな高いと思わなかったっす。とりあえず低めのフォークはケアしようと思っていて、高め絞って狙ってこうと思ったら…。結構果てしなく高いところで、あそこも打てるんやっていう」と明かした。 昨季はオープン戦で右くるぶしを骨折。「ずっとトレーナールームにいました。あの怪我で終わったなという感じです」とほぼ1年を棒に振った。懸命なリハビリを経て今がある。「腐らずやってきてよかったなというか、しんどい時期はあったんですけど、地道にリハビリをトレーナーさんとかに支えてもらいながらやってたんで、ちゃんとやっとけばいいことあるなって思います」と笑顔を見せた。 横浜高の後輩・万波が放った九回の同点弾に「結構負けムードというか…。9回1点負けてて、ほんとにどんよりはしてたんですけど、あの一振りで。かなり鳥肌立って。すごいっすね、あいつ」と絶賛。自身の安打には「今日初ヒットですよね。CSで。最高の形で初ヒットでてたんで。明日も頑張りたいです」と連日の活躍を誓った。