機力はトップ級の川原愛未

＜21日・若松ボート・3日目＞ 　首の皮一枚つながった。川原愛未（21）＝福岡＝は3日目1Rで4コースから3着取りに成功。道中は全速戦で先行する水口由紀にも追い付く勢いで、あわや2着もというナイスファイトを披露。ここで大敗すると予選突破の望みが絶たれていただけに、価値ある3着となった。 　機力は対戦相手から名前が挙がるほどに上々。「ペラを初日の形に戻したらいい状態に戻った。どちらかといえば出足だけど伸びもいい」。機力はトップ級で不足は一切ない。勝負駆けを行う準備は整っている。 　前期（昨年11月～今年4月）は、勝率2点台をマークしてB1級に昇格。しかし、これで喜んでなんかはいられない。さらに急激な上のベクトルで成長する身近な先輩がいるからだ。「（6点勝率をマークした）米丸（乃絵）さんについていかないといけない。一期しか違わないのに、米丸さんの旋回力はすごい。あの練習量は見習わないといけない」 　地元戦ということで気合が入っているが、それ以上にステップアップへの思いが強い。「もっと上の舞台で走りたいと思うようになってきました。準優に乗って自信を付けたい。条件は厳しいけど、可能性が残っているなら諦めずに頑張ります」。予選突破へは連勝がノルマだが、自らのステージを上げるためにも初の連勝で初の準優進出を決めてみせる。（森　大輔）