石川県加賀市でクマ出没に備えた市街地訓練
北陸朝日放送
冬眠明けのこの季節、警戒が必要です。 市街地でクマが出没したことを想定した地域住民参加型の訓練が 加賀市で行われました。 この訓練は近年、春から夏にかけても人里でクマが出没することを受け、 被害防止を図ろうと県が開催しました。 訓練には石川県のほか加賀市や猟友会、県警、地域住民など 約40人が参加しました。 訓練は体長1mほどの成獣のクマ1頭が東の方向に逃げたという想定で行われました。 通報から捕獲までの情報伝達の仕方や関係機関の役割分担を確認します。 2024年の秋はクマのエサとなるブナの実が、凶作傾向にあると予想されていて、 秋には人里でのクマ出没が懸念されています。 住宅街に近いことから警察は猟銃を使う許可は出さず、 麻酔銃での捕獲が行われました。 石川県内では2024年に入りクマの目撃情報が21件あり そのうち人身被害が1件ありました。 4月28日に白山市三宮町で単独登山中の50代女性が クマに額をひっかかれ軽傷を負っています。