お笑い芸人 矢部太郎さんが福井県で興奮…NHK大河「光る君へ」で乙丸役、「僕がいた」「おろしそばおいし過ぎて」
紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」に出演中のお笑い芸人矢部太郎さんが、式部ゆかりの地である福井県越前市を訪れた。演じるのはまひろ(紫式部・吉高由里子さん)の従者乙丸で、劇中、まひろとともに都から越前に下向する。矢部さんは「福井の方から『乙丸さん、(ドラマを)いつも見てますよ』と声をかけてもらい、うれしかった。もっと福井で愛される役になれれば」と喜んだ。 ドラマは5月26日から「越前編」が始まった。「まひろさんに大きな出会いがあるし、越前での経験が『源氏物語』に生かされていく。そして、なんと乙丸にも大きな出来事がある。気付かれない程度かもしれないですが、ぜひ乙丸の出来事を見逃さないでほしい」と強調する。 今回の訪問では、越前市の手すき和紙の工房や紫式部公園などを見学、そばも堪能した。公園内の紫式部像の台座には、越前へ下向中の式部らの様子が描かれたレリーフがはめ込まれている。「(レリーフの中に)僕(乙丸)がいたんですよ。3人の従者がいるんですけど、真ん中の真面目そうなのが僕ですね」と興奮気味に語る。 越前市出身のお笑い芸人シベリア文太さんとは特に親しい間柄。「そば屋さんの目の前の町内掲示板に、吉高さんの顔が写った『光る君へ』のポスターと、文太さんの顔が写ったポスターが並んでいた。やっぱり(文太さんは)大スターだなって思った」と感心した様子。だが「おろしそばがおいし過ぎて、文太さんのことはすぐ忘れました。まひろさんと同じではないです。ちょっと言い過ぎました」とオチを付けた。 父は、絵本・紙芝居作家のやべみつのりさん。自身は漫画家としても活躍する。「かこさとしさんや、いわさきちひろさんの地も巡りたいし、越前和紙で漫画を描きたい」と語った。
福井新聞社