見慣れない「。」が怖い… 若者は「怒っている」と誤解!? 普通の文章なのに…なぜ?
普通の文章なのに…なぜ“。”を怖いと感じるのか?
なぜ“。”に恐怖を感じるのか。若者文化などを研究している専門家に聞きました。 成蹊大学の高橋暁子客員教授によると、「若い世代は、LINEなどの短文のやりとりでは句読点を打つべき所で送信するので、“。”の存在しない世界を生きている。上の世代から“。”が送られると、何か意味があって『あえてつけているのでは?』と考えてしまう」ということでした。 また、日本大学の小川豊武准教授は、「日ごろからSNSで常時つながっていて、やり取りの「終了」が“曖昧”なことに慣れている。文の終了を表す“。”が、はっきりと打ち切るように感じられ、怖いと思う人が一定数いるのではないか」と分析しています。 このように、世代によって大きく印象が変わる“。”ですが、歌人の俵万智さんは「句点を打つのも、おばさん構文と聞いて…この一首をそっと置いておきますね~」と、X(エックス)にこんな短歌をツイートしました。 “優しさに ひとつ気がつく ×(ばつ)でなく ○(まる)で必ず 終わる日本語” この投稿には、これまでに12万以上の“いいね”がつけられています。