（写真：群馬テレビ）

群馬県大泉町で、今月に入り緑地帯に設けられたイスなどが燃える不審火が相次いでいることが分かりました。消防は周辺のパトロールを強化し、警察は何者かによる放火の可能性も含め捜査を進めています。 消防によりますと、今月７日と１０日、それに１３日の３日間のうちに、大泉町坂田二丁目にある私有地と、そこから２００メートル離れた緑地帯で、イスなどが燃える不審火が合わせて４件発生しました。 １０日と１３日に緑地帯で発生した不審火では、いずれも夜１１時過ぎに現場近くで飲食店を営む人が通報しました。 イスとそれを覆う屋根、それに立木の一部などが焼けたということです。 通勤や通学、散歩などで利用する人も多いこの緑地帯。相次ぐ不審火に地元住民も不安を隠せません。 消防は不審火の発生以降、昼間と夜間に町内を巡回しているほか、地元の消防団にも協力を要請するなど周辺のパトロールを強化しています。 いずれの現場も火の気がないことから、警察は何者かによる放火の可能性も含め出火原因などを調べています。