様々な事情で親元で暮らせない子どもを家庭の中で育てる里親制度。全国では里親への委託率が年々高まっている一方、県内では伸び悩んでいることが課題となっています。そんな中、南さつま市に里親の育成や支援を強化するための「里親支援センター」が2日、県内で初めて開所しました。 　 　南さつま市に2日、開所したのは「里親支援センターもぜもぜ」です。里親支援センターは国が新たに制度化した児童福祉施設の1つで、県内では初めてです。 　虐待や親の病気、貧困など様々な事情で親元で暮らせない子どもを家庭のなかで育てる里親制度。県内には2024年3月時点で259世帯が里親として登録しています。 　全国では里親への委託率が年々高まっている一方、県内では伸び悩んでいることが課題となっています。 （里親支援センターもぜもぜ・川﨑誠吾センター長） 「一般家庭に受け入れていただくということで里親が困ることや悩むこと、心配になることが色々ある。そこを支えていけたら」 　センターでは委託のためのマッチングや研修、里親家庭の訪問支援などを行うということです。