「あゝ野麦峠」4Kデジタルリマスター版テレビ初放送、大竹しのぶの思い出トークも
山本茂実のノンフィクション文学を「戦争と平和」の山本薩夫が映画化した「あゝ野麦峠」「あゝ野麦峠-新緑篇-」の4Kデジタルリマスター版が、2025年1月に日本映画専門チャンネルでテレビ初放送される。 【画像】「あゝ野麦峠-新緑篇-」では、工女たちが経営者と壮絶バトル 1979年公開の「あゝ野麦峠」は、明治時代後期に、貧しさ故にわずかな契約金で飛騨の寒村から野麦峠を越え、信州岡谷の製糸工場へと赴いた少女たちの物語。大竹しのぶ、原田美枝子、友里千賀子、古手川祐子、地井武男、三國連太郎、森次晃嗣、西村晃がキャストに名を連ねた。 そして1982年に封切られた「あゝ野麦峠-新緑篇-」では、近代化が進んだ大正時代後期の工女たちが、労働組合加入の自由を認めさせるため、会社経営側と壮絶なバトルを繰り広げる様子が描かれた。同作は山本の遺作になり、三原順子(現・三原じゅん子)、中井貴惠、岡田奈々、石田えり、江藤潤、なべおさみ、風間杜夫、神山繁が出演した。 なお「あゝ野麦峠」4Kデジタルリマスター版は現在開催中の第37回東京国際映画祭で上映され、スペシャルゲストの大竹が当時を振り返って撮影秘話を披露した。今回の放送では、そのトークショーの模様もあわせてオンエアされる。 ■ 「あゝ野麦峠」「あゝ野麦峠-新緑篇-」4Kデジタルリマスター版 日本映画専門チャンネル 2025年1月放送予定 ※日本映画+時代劇4Kでは4K放送、日本映画専門チャンネルでは2Kダウンコンバートにて同時放送