知事選・走る候補 米丸麻希子氏「ドルフィン跡地の新体育館反対」「自立した鹿児島」目指し
南日本放送
鹿児島県知事選は、来月7日の投票日に向けて、候補者が走り回っています。 立候補しているのは、届け出順に、新人で元自民党県議の米丸麻希子さん(49)、新人で元看護師の樋之口里花さん(52)、現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)の3人で、いずれも無所属です。 ニューズナウでは、それぞれの候補者の動きをお伝えします。1回目は、米丸麻希子さんです。 (出陣式第一声) 「嵐を呼ぶ女です。鹿児島、暗雲です。このままいけば、私はずっとこの暗雲が続くと思っている。313億円。ドルフィンポート、最高200万人来ていた。40万人しか来ないものを作る。しかも毎年1億円(の赤字が出る)。なにやってるんだと。橋作ってくれ、何とかを作ってくれとか言っている場合ではない、まず自分たちで稼ごうよ。自分たちでちゃんと自立する。それが大切」 米丸麻希子さんは姶良市出身。2019年の県議選で初当選。2期目途中で辞職し、今回の知事選に出馬しました。 ドルフィンポート跡地での新しい総合体育館建設反対を訴え、母校・鹿児島純心女子中学、高校の同窓生らの支援も受け、政党色を出さず、幅広い層への浸透を図ります。 告示日の出発式には、現職の塩田康一さんの推薦を取り消した県医師会の政治団体・県医師連盟の池田琢哉委員長も登壇。現職以外を応援する異例の展開となりました。 (県医師連盟・池田琢哉委員長) 「鹿児島の県政どうですか、明るくないですね。知事はわれわれの話にまったく乗ってくれなかった。がっかりだった」 「医師会としては米丸さんを応援するということで来た」 さらに米丸さんを支える元県観光プロデューサーの古木圭介さんは… (古木圭介さん) 「この4年間で失われた4年を作ってしまった。これを取り返すためには、米丸麻希子という輝かしい星を出して、県庁の優秀な人を使う役がある」 選挙戦がスタートして初の週末。米丸さんは雨の中、選挙カーで鹿児島市を回りました。手を振る人たちに励まされ、訴えにも力が入ります。