空自と伊空軍、三沢で共同訓練 F-35やユーロファイター、KC-767参加
航空自衛隊は、イタリア空軍との共同訓練「ライジング・サン24」を8月6日から8日まで実施する。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた防衛協力の一環で、イタリア空軍のF-35Aやユーロファイターなどが三沢基地へ飛来し、空自や米空軍と訓練する。 【写真】日の丸入りも披露された次期戦闘機の最新モックアップ 参加部隊は、空自側が三沢の第3航空団に所属するF-35A戦闘機が4機、小牧の第1輸送航空隊のKC-767空中給油・輸送機が1機。イタリア空軍からはF-35Aが4機、ユーロファイター戦闘機が4機、KC-767が1機、G550 CAEW早期警戒機が1機、C-130J輸送機が1機の計11機を計画している。 これらの参加機に加え、イタリア空軍の展開支援で3機のKC-767が三沢に飛来予定だという。米空軍からは三沢基地所属機が参加を予定している。 空自とイタリア空軍は、2023年は小松基地で共同訓練を実施。両国から参加するKC-767は、日本とイタリアのみ採用した空中給油・輸送機で、ともに母体となる767の開発・製造に参画している。 また、空自は7月にドイツとフランス、スペインの欧州3カ国と共同訓練を実施している。日本とイタリア、英国は、3カ国で次世代ステルス戦闘機プロジェクト「GCAP(グローバル戦闘航空プログラム)」を進めており、7月にロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーでは、最新の実物大モックアップがお披露目された。
Tadayuki YOSHIKAWA