OPECプラス有志国、減産縮小延期の可能性=関係筋
Alex Lawler Olesya Astakhova Dmitry Zhdannikov [ロンドン/モスクワ 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が、12月から予定されている有志国による自主減産の縮小を1カ月以上延期する可能性があると、3人の関係筋が30日、匿名でロイターに明らかにした。原油需要が低迷する中、供給が増えることへの懸念が要因としてある。 自主減産してきたOPECプラスの有志国8カ国は、12月から日量18万バレルの自主減産を縮小する予定となっていた。自主減産縮小は価格下落の影響で10月にも延期されていた。 OPECプラスの協議に詳しい関係筋の2人は、12月の減産縮小は少なくとも1カ月は遅れる可能性があると述べた。3人目の関係者は時期については言及しなかった。 関係筋のうち2人は、12月からの延期が早ければ来週にも決定される可能性があると言及した。 OPECプラスは12月1日に原油生産を巡る政策を議論する会合を開く。 OPECとサウジアラビア政府はコメントの要請にすぐには応じなかった。