脇野選手が極真空手で全国優勝 三重・松阪市長に報告
中川小の教諭、男子シニア(48~59歳)軽量級で
第2回オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会(一般社団法人国際空手道連盟極真会館総本部主催)がこのほど、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザであり、男子シニア(48~59歳)軽量級(70キロ未満)で、実践空手の新武道塾無心拳(鈴木康史代表)・脇野昭典選手(48)=中川小学校教諭、三重県松阪市殿村町=が優勝を果たした。20日午後4時45分には松阪市役所を訪れ、竹上真人市長に優勝を報告した。 脇野選手は、高校入学後から空手を始め、2020(令和2)年から現道場に所属。現在は週2回の稽古の他に、ジムでウエートトレーニングや、出稽古などで技を磨いている。 同大会の男子シニア軽量級には33人が出場し、トーナメント戦で優勝を争った。 脇野選手は、初戦の2回戦から順調に勝ち上がり、準々決勝では昨年準優勝の相手に一本勝ちするなどして決勝に進出した。 決勝では東京都の道場の相手に打ち合い、本戦は引き分けで延長に突入。延長戦では一進一退の攻防の中、終了間際に右の後ろ回し蹴りが当たり、「技あり」にはならなかったものの、4―0の判定勝ちで優勝を決めた。 この日は、脇野選手と鈴木代表(69)が竹上市長を訪問。脇野選手は「結果より自分がどこまでやれるのか、力を試すという形で出させてもらった。結果、優勝でびっくりしています。道場の仲間をはじめ県外の仲間にも背中を押してもらい、実力以上のものを出せた」と大会を振り返った。 鈴木代表は「すごいの一言。(脇野選手は)練習の鬼。とにかく貪欲にやっている。あれくらいやらないと勝てない」とたたえた。