請戸の魚市、港に活気 福島・浪江、スズキやクロダイなど水揚げ
浪江町の請戸漁港で7日、年に1度の魚市が開かれた。スズキやクロダイ、マガレイなど地元で水揚げされた「請戸もの」の鮮魚が並び、買い求める多くの人たちでにぎわった。 魚市開始前から、買い物客が長い列を作り、オープンして約30分で鮮魚がほとんどなくなる盛況ぶりだった。鮮魚を販売した関係者は「年に1度の魚市なので、原価のような安い価格で提供した。お客さんに喜んでもらいたい」と話した。 東日本大震災前まで年末の風物詩として開かれた「夕市」の伝統を引き継ぎ、相馬双葉漁協請戸地区青年部が2022年に「請戸魚市」として復活させた。会場では鮮魚のほか、フグの干物なども販売された。ホッキ飯やカニのみそ汁なども振る舞われ、来場者が請戸産の海産物を味わった。
福島民友新聞