ディープ産駒最終世代ライトクオンタムが引退して繁殖入り、武豊騎手で昨年シンザン記念V
昨年の日刊スポーツ賞シンザン記念を制したライトクオンタム(牝4、武幸)が現役を引退して繁殖入りすることが決まった。所有する社台サラブレッドクラブが19日、公式サイトで発表した。 4月20日の福島牝馬Sで転倒した馬を避けきれず落馬して競走中止となった。その後に左後肢の飛節に腫れが見られ、治療を続けてきたが、あらためて前日18日にエコー検査を受け、側副靱帯(じんたい)の損傷が確認された。復帰のめどが立たず、関係者が協議して引退を決断した。 ディープインパクト産駒の数少ない最終世代として、22年11月にデビューして新馬戦を勝利。2戦目の23年シンザン記念では武豊騎手を背に鮮やかな差し切りを決めた。桜花賞では8着、オークスでは17着に敗れ、以後は勝利を挙げられなかった。通算成績は8戦2勝。