阪神・伊藤将 母校のソフトバンク近藤先輩封じで開幕へ弾み パきっての好打者と対戦熱望「経験できたら」
“先輩封じ”で弾みをつける!20日・ソフトバンク戦(ペイペイ)で先発予定の阪神・伊藤将司投手(27)が18日、甲子園での投手指名練習に参加。横浜高の3学年先輩である近藤との対戦を熱望した。 「まだ対戦したことはたぶんないと思うので、そこで経験できたらいいなと思います」 近藤は昨季全試合出場を果たし、最多本塁打、最多打点、最高出塁率のタイトルに加え、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞も獲得。2020年の東京五輪では金メダル、昨年のWBCでも世界一に輝くなど侍ジャパンの経験も豊富な日本を代表する好打者だ。 「みんな抑えたいです。いいバッターがいっぱいいるので、そこでもストレートで押せるようにやっていけたら」と伊藤将。前回登板の13日・ロッテとのオープン戦(ゾゾ)では5回無失点に抑え、直球にも上々の手応えを示していた。近藤先輩も封じることができれば、開幕へ向け自信を深められるに違いない。 先発が濃厚な開幕5戦目の4月3日・DeNA戦(京セラ)まで約2週間となったが、「変化はそんなにないですね。普段通り、その試合に対してキャッチャーと話しながらできたら」と泰然自若を貫く。対戦する機会の少ない相手だからこそ、積極的にいろいろなことを試していく考えだ。 オープン戦で過去にも登板経験のあるペイペイドームにも「いい球場」と悪いイメージはない。前回登板ではレアな長袖スタイルだったが、「そろそろ半袖でいきたいですね~、はい」と“予告”も。「残り試合も少ないので、いい調整ができたら」。投球も着こなしも“いつもの将司”でシーズンへ準備を進める。