大学の定員充足率、7割程度に 2040年、文科省が推計
文部科学省は12日、少子化の影響を踏まえた2040~50年の大学入学者数の推計値を公表した。40年は21年に比べ16万7千人少ない約46万人で、50年は42万人台になると見込んだ。現在の入学定員規模が維持された場合、40年の定員充足率は7割程度、50年には6割台になるとした。昨年7月公表の推計値を、少子化の進展を踏まえ更新した結果さらに悪化した。 大学の将来像を議論する12日の中教審特別部会で示された。会議では、大学の規模適正化に向けた取り組みを盛り込んだ答申素案も提示され、今後詳細を詰める。 文科省は、26年以降は大学進学率が上昇した場合でも進学者数は減少するとしている。