親子2代で65年‥40年務めた姫島村長が語った引退表明直後の心境「新しい風を」【大分】
現在10期目の大分県姫島村の藤本昭夫村長が27日、今期限りで引退する意向を表明しました。 大分県の北東部、周防灘に浮かぶ人口1600人ほどの姫島村。 27日、藤本村長が議会の開会直前に表明したのは今期限りでの引退の意向でした。1984年に初当選し、現在10期目の藤本昭夫村長。8期までは無投票当選でした。 2016年と2020年には選挙戦が行われましたが、いずれも新人を破って当選しています。
「感謝の気持ちでいっぱい」
TOSは27日、引退表明直後の藤本村長にインタビューをしました。 ーー今回発表した理由は 「やっぱり長年勤めてきて年ですから、もうそろそろ引き時だということ。体の調子も若い時みたいではない。ここは40年やったわけですから、やっぱり新しい風も必要ということで、そういう判断で決断しました」 ーー今の気持ちは 「やっぱりこういう小さいところですから、いろんな国や県、みなさんに助けられてここまで来たわけです。もう本当に感謝の気持ちでいっぱい」
親子2代で65年
ーー前村長の父親と合わせると長い期間、村のトップだったが 「父親が25年。65年間、親子でやらせてもらった」 ーー40年間、とくに印象に残っていることは 「やってきたことはみんな思い出なので特にというのはないですね。やっぱりみなさんからいろいろ助けられて、自分の一人の力ではなかなかできませんのでみんな思い出ですね」 ーーなぜこのタイミングでの引退 「前回の選挙(2020年)の時もいろいろな意見が出た。後継者がいたら身を引くという気持ちは持っていたが、なかなかそういうのが・・。このままずっと自分がしないとというのは無理ですからね。やっぱり決断しないと。10期ですからね。そして体もだんだん衰えていくということで決断した」