北陸放送

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、安倍派に所属する石川1区選出の小森卓郎総務政務官は、政治資金収支報告書への不記載が70万円確認されたとして、辞表を提出し受理されたと明らかにしました。 【写真を見る】自民党・政治資金パーティーめぐる裏金問題 石川1区選出の小森卓郎総務政務官が辞任 後任は石川3区選出の西田昭二衆院議員か 小森卓郎 総務政務官 「本日、総務大臣政務官の職を辞することといたしまして、先ほど松本大臣にその私の都合で辞めさせていただくということをお伝えして参りました。私の選挙区が石川ですけれども能登半島地震を受けて、被災地石川県の中では唯一政府の中に職をいただいているものとして政府の復旧復興の取り組みに被災地の思いを政府の内側から反映させる取り組みを行っている最中でこのような形で辞任することになってしまい被災地の方々に大変申し訳なく思っているところです。断腸の思いです」 自民党・安倍派に所属する小森卓郎総務政務官は31日、収支報告書への不記載が70万円確認されたとして、辞表を提出し、受理されたと明らかにしました。 不記載だった70万円については使っておらず、事務所に残っていたとしています。 安倍派の政務三役をめぐって岸田総理は、去年12月に閣僚と副大臣らを事実上更迭する一方で、問題がないと主張する政務官については留任させていました。 辞任した小森卓郎総務政務官は石川1区の選出で、2021年の総選挙で初当選し、去年9月の内閣改造で総務政務官に就任していました。 また後任には石川3区選出の西田昭二衆院議員をあてる方針を固めました。複数の政府・与党関係者が明らかにしました。西田議員は石川3区選出の当選2回で、解散を決めた岸田派に所属しています。