物価高でも「100円たこ焼き」を続ける激安スーパー 商品誕生の経緯とコストを抑える工夫「今後も100円にこだわり続けます」
「100円にこだわり続けます」
たこ焼き1個1個に、たこが必ず1つずつ入るように手順もルール化されている。 「目視確認がしやすいように、たこを最初に銅板に入れるという順番が決まっています。生地を入れてからたこを入れるのが本来の作り方ですが、そうするとタコが生地に沈んでしまい、たこが入っているのかわからなくなってしまう可能性があります。入れたつもりになっていたり、2個入っていたりといったことを防ぐために、生地を流し込む前にたこを銅板に入れます」 たこ焼きへのこだわりの根底には、庶民の味を守りたいとの思いがある。 「ご家族で5パック、10パックを買って帰られるお客様や、『今日のお昼はたこ焼きにしよう』とたこ焼きを2パック買われるサラリーマンのお客様、学校帰りの生徒、学生のお客様もいらっしゃいます。お子様もお小遣いの中から100円玉1つでたこ焼きを楽しめます。お客様からは温かい応援の声もいただいております。これからも100円にこだわり続けます」 物価高が続く中、“100円たこ焼き”の存在感はますます増していきそうだ。 ■もっと読む:「100円たこ焼き」だけじゃない!“激安商品でも利益を出せる”大黒天物産のビジネスモデル 西日本中心のチェーン展開で38期連続増収、関東以北への出店に向け「店舗用地の情報収集」も 取材・文/上田千春
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