賃金が高くて物価が安い地域はあるの!?コスパが1番よい都道府県はどこ?
「賃金が高くて、物価が安い」そんなコスパのよい都道府県はどこなのか、気になる方もいるかもしれません。そこで今回は「収入の高い都道府県」と「物価の安い都道府県」のトップ5をそれぞれ紹介します。 また、どちらのランキングにも入る都道府県を調査し、コスパのよい都道府県はどこなのかもあわせて紹介します。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
賃金が高い都道府県トップ5
厚生労働省が発表する「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、賃金が最も高い都道府県は「東京都」でした。同調査による都道府県別の賃金トップ5を、以下にまとめました。なお、全国計の平均賃金は31万8300円です。 1位 東京都:36万8500円 2位 神奈川県:35万400円 3位 大阪府:34万円 4位 栃木県:32万3000円 5位 愛知県:32万1800円 全国計の31万8300円を超える都道府県は上記の5つであり、そのなかでもトップは東京都です。次いで神奈川県となりますが、1位と2位には約2万円の差が生じています。なお、最も賃金の低い都道府県は青森県で24万9900円となり、トップの東京都と比較すると約12万円の差があります。
物価の安い都道府県トップ5
総務省が発表する「消費者物価地域差指数」の、「小売物価統計調査(構造編)2023年(令和5年)結果」によると、物価水準が最も低い都道府県は鹿児島県、次いで宮崎県でした。対して、最も高いのは東京都です。 同調査を基に、物価水準が低い都道府県を5県、以下にまとめました。なお、消費者物価地域差指数の全国平均は100です。 ・鹿児島県:95.9 ・宮崎県:96.1 ・群馬県:96.4 ・大分県:97.0 ・福岡県:97.1 上記5つの都道府県は、全国平均の100を下回っています。物価水準が一番低い鹿児島県は、特に「教養娯楽」の項目において最もマイナスに寄与しています。 一方で、最も高い東京都は104.5、次ぐ神奈川県は103.1という結果です。物価水準が最も高いとされる東京都は、11年連続トップとなっており、特に「住居」が全国平均と比べても高い傾向にあるようです。