福山市のクリニックに車突っ込む 男女5人けが 運転の80代男性「シフトレバー入れ間違えた」
4日午前10時ごろ、広島県福山市伊勢丘6丁目の「はやし整形外科クリニック」から「車が建物に突入した」と110番があった。福山東署と福山地区消防組合によると、市内の80代男性の軽貨物車がガラス張りの入り口周辺を突き破り、待合室にいた70、80代の男女計5人が飛び散ったガラスの破片で顔を切るなどのけがをした。 【写真】車が突っ込んだクリニックの入り口周辺を修理する作業員たち(4日午後0時45分) 同署によると、運転していた男性はこのクリニックの患者で「バックで駐車するつもりがシフトレバーを入れ間違え、前進して突っ込んだ」と話しているという。同署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いもあるとみて男性から任意で話を聴いている。 近くの別の病院の事務長女性(55)は「パトカーのサイレンが聞こえて外に出てみると、車が頭から突っ込んでいた。何が起きたのか分からなかった」と驚いていた。 現場はJR大門駅の北西約1・6キロの住宅街。
中国新聞社