一枚で格好良く見えるアメリカのスウェット3選。知ると欲しくなるヒストリーを添えて
シンプルにも関わらず、なぜだか無性に男心を刺激するアメリカのボディブランドのスウェット。 その魅力のワケを、ブランド創業の背景や名作の誕生ストーリーを踏まえて詳しく解説。 知ればもっと着たくなる、アメリカンスウェットの秘密をどうぞ。
メイド・イン・USAを貫くヘビーウェイトの代名詞
そもそもは1948年、ペンシルベニア州にて生地工場としてスタート。のちにスウェット&Tシャツの生産に着手し、92年に自社ブランド「キャンバー」を立ち上げた。 現在でも素材からパーツ、縫製まで100%アメリカ製を守り続け、その製品は一貫してヘビーウェイトに特化。 スウェットでは、ワッフル地のライニングを張った19オンスの 「アークティックサーマル」、同じ仕様の14オンス 「チルバスター」、そして生地を横向きに使い、身頃の左右にリブを設けることで洗濯による収縮を抑えた12オンスの 「クロスニット」 が看板シリーズだ。 これらはいずれも保温性が高いためアウターにも十分。サイズはS~7XLに加えて最大7XLトールまで取り揃え、ほぼ全アイテムで11色のカラーバリエーションを用意。 古くは90年代、初期の裏原系ブランドがベースボディに用いていた。当時のブームを体験したオーシャンズ世代の中には、そこでキャンバーを知った人も少なくないはずだ。
ボードスポーツに育まれ、今や有名企業もご用達
南カリフォルニアのビーチリゾート、サンクレメンテで1987年に設立されたインディペンデント トレーディング カンパニー。 創業者自身がサーファーということもあって、当初はサーフィン、スケートボード、スノーボードなどに紐づくアクションスポーツ&ストリートブランドからスウェットのカスタムオーダーを請け負っていた。 しだいに無地のブランクボディを買い求める注文が増えたことから、オリジナルのヘビーウェイトフーディも手掛けるようになり、今ではナイキ、ディズニー、はたまたニンテンドーといったグローバル企業にもベースボディを供給するまでに。 そのすべてのアイテムは、プリントや装飾を施した際に最も美しく映えるよう設計されている。