【陸上】女子3000m障害の元世界チャンピオン・ジェルトの暫定資格停止処分を解除 ドーピングの立証できず
11月3日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は女子3000m障害オレゴン世界選手権金メダルのノラ・ジェルト(カザフスタン)の暫定資格停止処分を即時解除することを発表した。 インドの競技会で棄権者多数「ドーピング検査逃れの疑惑」と海外メディア 山積みとなった使用済み注射器のSNS投稿も ジェルトは今年4月に禁止物質(ABP、生体パスポート)の使用があったとして暫定資格停止処分を受けていたが、AIUの規律審判委員会(A panel of the Disciplinary Tribunal)はこの件について立証できないと判断した。AIUはスポーツ仲裁裁判所に控訴することが可能で、それについても検討することが発表されている。 ジェルトは17年にケニアから国籍変更した28歳。21年はダイヤモンドリーグの年間優勝を果たし、22年には世界歴代4位の8分53秒02の自己記録をマークしていた。
月陸編集部