夫婦で「月27万円」の年金をもらうには、現役時代にお互い「31万円」ずつ稼ぐ必要が!? 専業主婦家庭の場合、夫はいくら稼げばいい? 必要な金額を試算
163万2096円を報酬比例部分で受け取るために必要な現役時代の収入
163万2096円を報酬比例部分で受け取るために必要な現役時代の収入ですが、まずは共働きの場合を見ていきます。夫婦が共に同じだけ収入があるとすると、一人当たりで必要な報酬比例部分の金額は81万6048円です。 今回の前提では加入月数は480ヶ月(40年)であり、この金額を満たすためには、「夫婦それぞれ月収31万円」が必要です。 一方、どちらかが専業主婦(夫)の場合、もう一人が163万2096円を報酬比例部分としてもらわなければなりません。そのためには会社員として働くほうが「月収62万円」必要になります。
まとめ
今回はかなり大まかにシミュレーションしましたが、老後の平均的な支出を満たすには、現役時代に共働きであれば共に31万円、主に夫(もしくは妻)のみが働き、もう片方は専業主婦(夫)であればメインで働くほうが平均標準報酬が62万円である必要があります。 この金額に足りない場合、貯蓄を計画的にしておく、支出を抑える、働き続けるなどの対応が必要です。いずれにせよ、老後に必要な金額も年金額も家庭によって異なります。自分に当てはめ、早めに老後の資金計画を立てておきましょう。 出典 総務省 家計調査報告〔家計収支編〕 2022年(令和4年)平均結果の概要 日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額 日本年金機構 は行 報酬比例部分 日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部