【RISE】ペッチ、世界最強トーナメント制覇で「体中が痛い」9R死闘を振り返る
12月21日(土)千葉・幕張メッセ イベントホールで開催された格闘技イベント『RISE WORLD SERIES 2024 FINAL ~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~』の一夜明け会見が22日、都内にて行われた。 -65kgで世界最強を決める「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」優勝者のペットパノムルン・キャットムーカオ(GLORY/タイ)が出席し、過酷なトーナメントを制覇した喜びを語った。 【フォト】優勝記念の刀を構えるペッチ、激闘ハイライトも ペットパノムルン(ペッチ)は準々決勝で白鳥大珠、準決勝でイ・ソンヒョン、決勝でミゲール・トリンダーデと対戦し、1日に合計9Rの死闘を制した。 ペッチは会見で昨日のトーナメントを振り返り、「世界最大級のRISEとGLORYと最強の選手が集まった、大変厳しい戦いのトーナメントに参加できたことを大変光栄に思いますし、そういった大会で優勝できたことを嬉しく思います」と優勝の喜びを嚙み締めた。 9R戦い抜いたペッチの顔には腫れている箇所もあり、体の状態について聞かれると「昨日3試合戦い抜いて正直、今、体中が痛いです。ただ、優勝できたので大丈夫です」とタフなペッチでも1日に3試合というのは体に堪えたようだ。 トーナメントの優勝賞金である10万ドル(約1500万円)の使い道については「しっかりと一部貯金をして、そして家族に渡したいと思っています」と既に使い道が決まっていると話した。 ペッチは3試合すべてを通して冷静に戦ったことが目立ったが、なぜ冷静さを保っていられるのかという質問には「一番の要素としては、とにかく自分自身がしっかり準備をしてきたことだと思います。今までこんなにハードなトレーニングをしたことが無いくらい、優勝するために全力で練習に挑み、準備を整えてきました。誰に当たっても対応できるよう念入りに計画を立てていましたし、実際予想していたような対戦相手に繋がったので、自分のプラン通りに動けたことも大きな要素だと思います」と出場者全員の対策を考え、試合に臨んだことを話した。 また、RISE世界王座への再挑戦については「昨年チャド(・コリンズ)に負けてしまったことで大変悔しい思いをしているので、またチャンスがあればぜひ試合をしたいと思います」と現RISE世界スーパーライト級王者コリンズへのリベンジも既に視野に入っていると話した。 会見後のフォトセッションでは、優勝者に贈呈される模造刀を手にしたペッチ。刀を握ると、とても嬉しそうな表情を浮かべ、ポーズも決めてくれた。 見事優勝したペッチだが、来年はRISEとGLORYの両団体でどのような活躍を見せてくれるのかに期待が高まる。