父親の顔付近に斧を複数回振り下ろして殺害、無職の男「間違いありません」…初公判で起訴事実認める
熊本県八代市の自宅で同居する父親(当時73歳)を殺害したとして、殺人罪に問われた無職の男(48)の裁判員裁判の初公判が11日、熊本地裁(中田幹人裁判長)であり、男は「間違いありません」と起訴事実を認めた。 【写真】熊本地方裁判所
起訴状によると、男は昨年9月21日頃、自宅で、父親の顔付近に斧を複数回振り下ろして殺害したとしている。
冒頭陳述で、検察側は「強固な殺意に基づく執拗で残虐な犯行」と指摘。弁護側は男が幼少期に父親から暴力を受け、犯行当時にはうつ病を患っていたと主張した。
男は被告人質問で、「殺人という行為を選んでしまったことに後悔はあるが、父から解放されたという気持ちがある」などと述べた。