32歳アジアンビューティーが全国大会で優勝!「魅力的な脚」で観客を釘付けに
12月21日(土)・22日(日)、東京都の品川インターシティホールにて開催された「ゴールドジムジャパンカップ2024」(以下、ジャパンカップ)。ボディコンテストの登竜門とも言われるマッスルゲートの全国大会とも言える大会で、地方大会の(新人の部は除く)優勝者、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)のトップ選手たちにも出場権が与えられている。 【写真】永吉令奈選手の魅力的な脚 今年、マッスルゲートでウェルネスデビューを果たした永吉令奈(ながよし・れな/32)選手。もともと他団体でビキニ競技者として活躍していたが、ボトムヘビーになりやすい体質ということもあり、何年も前からウェルネスには興味があったのだとか。
今年からJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)でもウェルネスが新設されたが、すでに2月の時点で他団体の選手登録をしていたため、JBBFの選手登録は断念。「自分の身体がウェルネスの選手に近づけるかどうか、すごく不安だった」という思いもあり、今年はマッスルゲートにチャレンジすることになった。 ウェルネス1年目のフィナーレを飾ったのがジャパンカップ。10名の選手が出場する中、審査員7人中6人が1位票をつけて永吉選手は見事に優勝の座を射止めた。表彰式後の永吉選手は「終わってホッとしました」と声を緩ませる。 「最後まで自分に自信がありませんでした。自分の理想に近づけていない状態でステージに立つことへの不安は最後までありましたね。ただ、出てみて分かることって必ずあります。私自身もポージングの耐久時間が分かりました。1つ新たな収穫だったかな、と思います」 仕事関係で睡眠時間が確保しにくかったこともあり、大会前の最後の方は「休み休みやっていた」という永吉選手。自分の身体と相談しながら、気負いして疲れすぎないようにトレーニングを調整し「最後まで元気に」を心がけていたそうだ。トレーニング自体はセーブしていたものの、コンディショニングやポージング練習は続けていた。 不安を感じながらも自分にできる精一杯の準備をしてきたことで、今大会の優勝を得たのだろう。「カテゴリーに見合う満足できる身体ではなかった」とは言うものの、「来年JBBFに挑戦する前にマッスルゲートやジャパンカップに出られてよかった」と永吉選手。 来年に向けてさらなる身体づくりに励むようで、自身もInstagramで「身体をつくっていくことの楽しみをより感じていけたら」と綴る。JBBFデビューに向けての一歩は、もうすでに踏み出されているのだろう。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】 マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材・文:小笠拡子 撮影:中島康介