「歴代官房長官が月1度、渡辺恒雄さんに政情報告」安倍晋三元首相から直に聞き「びっくりたまげた」超絶エピソードを披露
元東京新聞論説副主幹でジャーナリストの長谷川幸洋さんが19日、自身のユーチューブチャンネルを更新。安倍晋三元首相から直接聞いた話として、同日に98歳で死去した読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんの逸話を明かした。 プロ野球巨人のオーナーも務め、「ナベツネ」の愛称で球界に君臨した渡辺さんだが、故中曽根康弘元首相とは長年にわたり深い関係を築くなど政界にも絶大な影響力を誇った。長谷川さんは動画で「これは亡くなった安倍(晋三)総理からじかに聞いて、びっくりたまげた」と渡辺さんのすごさを物語る超絶エピソードを披露した。 長谷川さんによると、安倍元首相から話を聞いたというのは2008年に発足した麻生太郎政権の頃。小泉純一郎内閣で官房長官を務めた経験もある安倍元首相は長谷川さんに「歴代官房長官は渡辺さんのところに月に一遍、政情報告に行くことになっているんだよ」と教えてくれたという。 長谷川さんは「つまり歴代の官房長官というのは月に一遍、大手町の読売新聞東京本社に出かけていって、渡辺恒雄さんに今の永田町の政治はこういう風になっております、ということをご説明にお伺いする。これが歴代官房長官の申し送り事項になっているんですよ」と指摘。「これは安倍総理から直接聞きましたから、絶対間違いないです」と断言した。 話にはさらにおまけも。長谷川さんが「総理はそういうことはしないんですか」と突っ込むと、安倍元首相は「内閣総理大臣が政情報告するのは天皇陛下なんだよ」と明かしたという。長谷川さんは「だから渡辺恒雄さんというのはとてつもない特別な存在です。とてつもない影響力と情報力を持った人なんですよ」と感服した。
中日スポーツ