【VS大谷翔平】息子の手取りは「18万」なのですが、大谷選手の「時給」と比べてどれほど少ないでしょうか?私も野球選手になりたいです……。
いま世間を賑わせている大谷翔平選手が、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を結ぶと発表され、大きな話題となりました。 メジャー史上最高額の契約に喜びを感じるとともに、自分の年収や時給と比べて少し悲観している人は多いのではないでしょうか。いかにすごい契約金額なのかを確認するため、新卒の平均的な手取りと、大谷選手の時給を比較してみましょう。
時給100万円超え!?文字通り桁違いの時給
契約金の10年総額7億ドル(約1015億円)から単純計算で算出すると、時給は約116万円になります。1ヶ月でも1日でもなく、わずか1時間で100万円超を稼ぐのですから文字通り桁違いです。ただしこの数字はあくまで契約金総額から算出した数字であり、実際には税金やスポンサー契約料などによって時給は大きく変動します。 また、今回の契約の特徴である後払い方式のことも考慮する必要があるため、一例として来季の大谷選手が受け取るであろう年俸から時給を計算してみましょう。契約金総額7億ドルの約97%が後払いになり、そこから実質的な来季年俸は200万ドル(約2億9000万円)と導き出されます。 この数字を時給に換算すると、3万3105円が大谷選手のおおよその時給です。100万円超の時給と比べると少ないように映りますが、時給3万円超も破格であることには違いありません。
新卒の平均的な手取りと大谷選手の時給にはどれくらいの差がある?
時給100万円超、時給3万円超といっても、金額が高すぎてイメージできない人は多いことでしょう。より現実的に大谷選手の時給を考えるため、新卒の平均的な手取りと比較してみましょう。仮に新卒の手取りを18万円、1日8時間で月に22日働くと考えると、時給は1023円になります。 大谷選手の来季の時給がおおよそ3万3105円ですから、新卒の時給は大谷選手の30分の1程度となります。手取り18万円の人が30時間働いて、ようやく大谷選手が1時間で稼ぐお金を手にできる計算になるため、自分と大谷選手を比べて悲観してしまうのも無理はありません。