最新の梅雨入り予想 関東甲信など記録的に遅い梅雨入りか 全国的に高温傾向続く
今日13日、日本気象協会は最新の梅雨入り予想を発表しました。今週は太平洋高気圧の北へ張り出しが弱く、梅雨前線の北上はさらに遅れる見通し。梅雨入りは平年より大幅に遅く、18日(火)~20日(木)にかけて九州北部~関東甲信がようやく続々と梅雨入りへ。北陸や東北は6月下旬。
記録的に遅い梅雨入りの可能性 関東甲信は6月20日ごろ
今日13日、日本気象協会は最新の梅雨入り予想を発表しました。 今年は梅雨前線の北上が、平年に比べて大幅に遅れています。今日13日までに梅雨入り発表があったのは、沖縄、奄美、九州南部、四国のみです。 梅雨前線はこの土日に一時的に本州付近に近づきますが、しばらくは太平洋高気圧の北へ張り出しが弱く、前線の北上しにくい状態が続くでしょう。 梅雨入りは、九州北部は6月18日ごろ、近畿、東海は6月19日ごろ、中国地方と関東甲信は6月20日ごろとなりそうです。来週には九州北部~関東甲信がようやく続々と梅雨入りとなるでしょう。北陸と東北南部は6月25日ごろ、東北北部は6月28日ごろに梅雨入りとなる見込みです。 関東甲信の過去最も遅い梅雨入りは、1967年と2007年の6月22日ごろで、記録的に遅い梅雨入りとなる可能性があります。
次第に高気圧強まる 沖縄・奄美の梅雨明け近づく
今日13日に、気象庁が発表した最新の1か月予報(6月15日~7月14日)によると、1か月平均の地上気圧の予想では、太平洋高気圧が日本の南で強く、沖縄・奄美付近を覆いやすい見込みです。梅雨明けの平年日は沖縄が6月21日ごろ、奄美が6月29日ごろで、そろそろ梅雨明けが近づいてきました。 一方で、来週はようやく太平洋高気圧が強まり、梅雨前線が北へ押し上げられ、本州付近もいよいよ梅雨入りとなりそうです。
降水量は西日本ほど多い傾向 梅雨入り早々の大雨に注意
この先1か月は、西日本を中心に前線や湿った空気の影響を受けやすいでしょう。 降水量は広い範囲で平年並みですが、西日本では平年並みか多い見込みです。梅雨入り前から短時間にザっと大雨が降ったり、梅雨入り早々にまとまった雨が降る可能性があります。雨が予想される日には雨雲レーダーをこまめに確認してください。大雨の備えは今週中に行っておくと良さそうです。 また、全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温が平年よりも高くなるでしょう。