「初心者やねん」大阪・高校生有権者に缶バッジで選挙啓発
城東区役所がオリジナル缶バッジ
参院選の10日投開票が迫る中、大阪市城東区役所が選挙啓発活動の一環として若者たちに人気のオリジナル缶バッジを作成した。初めての選挙を迎える高校生有権者らに缶バッジを通じて選挙を身近な話題にしてもらえるよう、区内の私立高校2校に缶バッジを提供。高校生の間で、「そのバッジ、かわいい」「選挙のバッジやねん!」と、話題になるか? 回顧 大阪参院選30年の激戦 選挙のたびに変わった当選陣営の顔ぶれ
「初心者やねん」かわいらしさで選挙をアピール
缶バッジは2タイプ8種類。ひとつは城東区のマスコットキャラクター「コスモちゃん」もの。コスモちゃんのシルエットを背景に、薄紫やピンクなど色合いの違う6種類のバリエーションがそろい、堅苦しくない字体で選挙をアピールしている。 もうひとつは「初心者マーク」もの。選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられて初めての選挙であることから、選挙初参加の意味を込めて初心者マークを使用した。ふたつのタイプとも、かわいらしさや親しみやすさ重視のデザインだ。
缶バッジ啓発方式は29歳以下の若手職員チームが考案
選挙啓発用缶バッジを考案したのは、29歳以下の若手職員で構成する「若者の投票率を上げるにはU-29会議」。若者の投票率が低いことから、これまでにも若者を対象にしたチラシを作成して配布するなどの選挙啓発を実施してきた。 今回は選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことから、主に高校生有権者にスポットを当て、高校生世代に人気の高い缶バッジを活用する選挙啓発に取り組んだ。 区役所では区内の大阪信愛女学院高校、開明高校の協力を得て、2校に缶バッジを提供。学校から配布を受けた高校生が通学バッグなどに缶バッジを付けるうちに、選挙を身近に感じて友人らと話題にすることで、選挙啓発効果が広がることを期待している。詳しくは大阪市の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)