「多くの人が理想的な恋愛をしていると思っているが、合理的にマッチングされた“偽恋愛”だ」 “童貞學”提唱の現役東大生が疑問視する現代の恋愛主義
一方で、問題視しているのが「インセル(望まない禁欲者)」。北米などで非モテを指すネットスラングで、インセルを名乗る人物の中には女性蔑視の投稿も見られる。また、恋人ができないことに起因したとみられる事件も発生した。「“モテない”“付き合えない”ことが大きな圧力となって出てきている。昔は多くの人が苦しんでいたかもしれないが、今は少数の人が過激化しているような状況もある」との見方を示す。 猫跨ぎさんは、偽恋愛主義の先に待つのは高度に発展したアルゴリズムに支配され、合理的にマッチングする「修正恋愛主義システム」の世界だという。「偽恋愛が悪いと言っているのではなく、偽恋愛をすることすら難しい人たちは社会から取り残されてしまうということだ。結婚が恋愛からのみ繋がっているものとするのは時代遅れで、いろいろな可能性を開いていくべきではないかと言いたい」とした。 (『ABEMA Prime』)