レッドソックス傘下の上沢直之が死球骨折の打者と“和解”「次はメジャーでお会いしましょう」と握手
レッドソックス傘下3Aウースターの上沢直之投手(30)は19日(日本時間20日)、次回登板の21日(同22日)本拠地・ダーラム戦に備えて、ブルペンでの投球練習を行い、約40球を投げ込んだ。試合前には古巣のレイズ傘下3Aダーラムのナインとの再会を喜び、16日(同17日)の前回登板で、右手首への死球で骨折したO・バサベ内野手(23)を気遣った。 試合前のフィールドでバサベをみつけた上沢が、ベンチを出て駆け寄った。16日に当地での登板で対戦し、右手首に死球を与え、検査の結果、骨折が判明。「デッドボールを当てちゃって。骨折していたんです」と心配していた。右手首にギプスを巻いたバサべとハグ。「6週間で(練習再開)できる。大したことないよ」と、バサべも気丈に振る舞った。 マイナー2試合目の登板で渡米後初勝利となったが、「やりにくかったですね」。招待選手として参加した古巣レイズの3Aには、オープン戦でバッテリーを組んだブラントリーら仲の良かった選手が多かった。3Aの日程はコロナ禍後、移動費節減のため6連戦が基本。上沢は同シリーズの初戦(16日)と最終戦(21日)の登板となる。「まだ、探りながら投げているところがあって、立ち上がりに打たれることが多いんですが、少しずつ良くなって来ている。次の日曜日は、うまく立ち上がれたらいいなと思います」。課題の立ち上がり、先頭打者に注力し、連勝を目指す。 上沢と同じくメジャー40人枠に入っているバサべは、最後に「次はメジャーでお会いしましょう」と握手。お互いにエールを送った。
報知新聞社