神戸、新加入の宮代が連覇へのカギ握る 今季すでに4得点 昨季J1王者は現在4位
J1リーグは序盤の8試合を終え、関西4クラブの成績は明暗が分かれた。設立30周年の節目を迎えるC大阪は、クラブ新記録を更新する開幕8戦無敗(5勝3分け)で、4季ぶり首位浮上。一方、3季連続の2ケタ順位から巻き返しをはかるG大阪は、開幕5戦負けなし(2勝3分け)と滑り出しは順調だったが、10位にとどまる。4位・神戸、18位・京都を含め各チームの現状にはどんな要因があるのか、今後のポイントは何か。担当記者が迫った。 リーグ初優勝した昨季に続き、今季も4位と上位につける神戸。昨年は大迫勇也(33)が22点、武藤嘉紀(31)が10点と元日本代表FWコンビで総得点(60)の半分以上をたたき出したが、今季は2人を押しのける勢いのキーマンがいる。 最多4ゴールをマークしているのが川崎から新加入したFW宮代大聖(23)だ。古巣でも能力を評価されていたストライカーだが、神戸での定位置はFWの一列後ろのインサイドハーフ。「常に矢印をゴールに向ける事を意識している」と中盤から積極的な仕掛けで攻撃陣をけん引する。「多少強引でも、ゴールに向かっていける姿勢は普通の選手にはない」と吉田孝行監督(47)も絶賛する注目株。このパフォーマンスを持続できるかが、連覇への鍵を握る。(亮)
報知新聞社