【NFL】第3ダウンでのラン失敗後、タイムアウトを使ったのはミスだとライオンズHCキャンベル
デトロイト・ライオンズがサンフランシスコ・49ersに34対31で敗れ、初のスーパーボウル出場のチャンスを失ったのを受け、現地29日(月)にヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルの第4ダウンでの判断が話題となった。
第4ダウンに挑戦するためにフィールドゴールの機会を2回スルーしたキャンベルの判断を分析するのは、フェアではある。しかし、第4ダウンのような状況ではコーチ陣は常に攻撃的に動いている。それが彼のスタイルであり、現時点でのチームの方針なのだ。このメンタリティのおかげで、ライオンズは3勝しかできなかったシーズンからわずか2年でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに進出した。
第4ダウンのコールをどう判断するかは別として、日曜日の夜、ライオンズが10点差を追いかけていた1ヤードラインからの第3ダウンの場面で、最大のコーチングミスが起こった。ライオンズはランニングバック(RB)デビッド・モンゴメリーのランをコールしたが、これが2ヤードのロスとなったのだ。キャンベルHCはこのプレーの後に最初のタイムアウトを要求。次のプレーでワイドレシーバー(WR)ジェイムソン・ウィリアムズがタッチダウンを決めたが、このような判断ミスが重なり、ライオンズは同点に追いつくために極めて成功確率の低いオンサイドキックを選択しなければならない状況に追い込まれた。
月曜日の記者会見でキャンベルHCは、あの場面でランプレーを選択するべきではなかったと認めた。
キャンベルHCは月曜日の記者会見で「パスを投げるのは簡単なことだ。おそらくその判断が正しかったはずだが、私としてはランプレーを選択したかった。ただ1ヤード進むだけだと思っていた。フィールドを2分ほど走り、ボールを投げていて、相手は4ダウンフロントだったから、そのままタッチダウンを決められると信じていたが、ブロックをミスしてしまった。それでタイムアウトを使うことになった。今にして思えば、4回も投げてしまった。でも、あの瞬間は簡単に決まると信じていた。そしてうまくいかなかった。だから、ギャンブルに負けたんだ」と話した。