京都サンガ 鹿島戦に特別な思いで戦った平戸太貴選手「自分が成長した姿を見せつけたかった」
J1のシーズンも残りわずかですが、11月17日に、京都サンガは台風で延期となっていた 第29節の鹿島戦に挑みました。 この試合に特別な思いを持って戦った選手がいました。 リーグ5位の鹿島との一戦に臨んだサンガ。 鹿島ユースで育ち、トップチームでプロキャリアをスタートさせた平戸にとっては待ち望んだ特別な対戦でした。 昨シーズンからサンガに在籍する平戸ですが、これまでけがやベンチ外で鹿島戦には出られず、 初めての古巣対決が実現したのです。 0対0で迎えた後半44分、ひと桁順位を目指し、勝利のみを見据えるサンガにビッグチャンスが訪れます。 左サイドの佐藤からの絶妙なロングパスが平戸へ。 執念のシュートは残念ながらゴールの枠をはずれ、試合はスコアレスドローとなりました。 平戸はピッチに拳をたたきつけます。 【声】京都サンガ MF 39 平戸太貴選手 「佐藤選手がうまく出してくれたので、もう少しボールに厚くミートできれば、枠に持っていけたかな。 鹿島相手に自分が成長した姿を見せつけて、勝ちたいという思いで臨みましたけど、最後の1対1のシーンで、自分が決めていれば勝てたゲームだと思うので非常に悔しいです」 古巣のサポーター前で「ヒーロー」とはなれなかったものの、今シーズン、進化をみせた平戸は 正確なキックを武器に2得点6アシスト活躍で、サンガのJ1残留に大きく貢献しました。 指揮官は平戸の努力を高く評価します。 【声】京都サンガ チョウ監督 「もともとボールを扱う技術やパスのセンスやキックは非常にいいものを持っている。 それプラス今のインテンシティ―の高いサンガのようなやり方で、新しい景色を自分の中で作ることができて、そこで新たな自信が生まれた。 チームの仲間と信頼感を築き上げることが出来た。 去年は苦しんだが、よく努力して今のところまでたどり着いたと思う」 次節も平戸にとっては6シーズンプレーした古巣・町田との一戦です。 【声】京都サンガ MF 39 平戸太貴選手 「攻撃の部分で最後の質やフィニッシュに行くまでのラストパスの質をトレーニングからやっていくしかないので、2週間いい準備をしたい」