ロッカールームが芝カスだらけ! シューズクリーナーを使わないゴルファーが増加傾向ってホント!?
エアーシューズクリーナーが動かなくても気にしない人もいる
そのように認識するきっかけとなった出来事がありました。あるゴルフ場で前半ハーフを終え、エアーシューズクリーナーで靴裏の汚れを落とそうとしたところ、エアーガンのレバーを握ってもエアーが出なかったことがありました。 エアーシューズクリーナーは基本的に1組4人が同時に利用できるようにエアーガンが4台セットになっていますから、そのうちの1台が故障しているのかと思い、隣のエアーガンを使おうとしました。ところが、そのエアーガンもエアーが出ないのです。 そこで初めて「もしかしたら主電源が入っていないのかもしれない」と気づきました。マスター室のスタッフに「エアーシューズクリーナーのエアーが出ないのですが、電源が入っていない可能性はありますか?」と聞いたところ、「あら、本当だ。今すぐ電源を入れますね」と迅速に対応してくださいました。 でも、よくよく考えてみると、その日はトップスタートではありませんでした。つまり、筆者たちよりも先に前半ハーフのプレーを終えている人たちがいたはずです。その人たちは靴裏の汚れをどうやって取り除いたのでしょう。 エアーシューズクリーナーを使おうとしたのにエアーが出なかったから諦めたのか、それとも使い忘れたのか、あるいは存在自体を知らないのか、いずれにしても靴裏の汚れを落とさないままクラブハウスの中に入ることに違和感を覚えないゴルファーがいることがハッキリと分かりました。 筆者がゴルフを始めた25年前は、シューズの汚れを落とさないままクラブハウスに入ろうとしたら先輩から怒られましたが、今は先輩・後輩という間柄でゴルフ場に来ている人たちばかりではありません。友達同士でゴルフを始め、全員がビギナーであれば、エアーシューズクリーナーの存在を誰も知らない可能性すらあると感じています。
保井友秀