世代を超えてタスキをつなぐ京都の「市町村対抗駅伝」 京都市が6連覇!2位は城陽市、3位は京田辺市
京都府内26市町村のうち、19市町村のランナーが世代を超えてタスキをつなぐ京都府の市町村対抗駅伝が、2月11日に開催されました。 普段一緒に走ることのない選手たちが、ひとつになってタスキをつなぎました。 福知山市で開催された「第46回市町村対抗駅伝」は、地域の活性化を目的に行われている京都府民総体のラストを飾る種目で、今年はコースを4年ぶりに福知山市と綾部市を通る以前のコースに戻して行われました。 1区は福知山城を背に3.3キロのコースを中学生以上の女子が走ります。 スタートから1キロを過ぎたあたりでトップに躍り出たのは、福知山市の井本彩文、佛教大学陸上部の2年生です。 11分切りを目標に走る中、快走をみせ、歴代の区間記録を23秒更新する10分33秒で地元の福知山市がトップで2区につなぎます。 【声】福知山市 1区 井本彩文 選手(佛教大学2年) 「地元で開催されたので、応援の声をもらいながら、すごくいい環境で走らせてもらえた。 世代を超えて中学生から大人まで仲を深めながら、走れるのがすごくいいところだと思います。」 1区では、今大会最年長59歳のランナーの姿も・・・ 【声】八幡市 1区 四方佳美 選手(今大会最年長59歳) 「初駅伝です。 最初で最後の駅伝だと思います。 こんな大会があるとは知らなかったので、八幡市の陸上を支えてくれているみなさんと知り合いになれて、いい機会になりました。 楽しかったです。」 主催者の思いは! 【声】福知山市陸上競技協会 森田哲也 副理事長 「市町村対抗駅伝競走は中学生から一般の男女までが、共にタスキをつないで走ることで交流を深め、また絆も深まる大会となっております。 福知山市、綾部市を走ることで地域の皆さんに元気をお届けいただきたい。 またその元気をそれぞれの市町村に持って帰っていただいて、元気になっていただきたい。」 2区の中学高校女子の区間では、京都市で立命館宇治高校2年の佐藤ゆあが区間賞の走りで、3位からトップに躍り出て、3区の一般男子区間につなぐと、ここからは6連覇を狙う京都市が独走状態に入ります。 そのほかの市町村も続々とタスキをつなぎます 【声】久御山町 3区 牧瀬雄祐 選手(早稲田大学4年) 「市町村対抗駅伝に呼んでもらえるのが5年ぶりで、東京から来ているんですけれど、久御山町への感謝の気持ちと愛を持って走りました。」 【声】宮津市 3区 宮﨑雄大 選手(旅館 一の家) 「全力出し切れたかなと思います。 自分の仕事が旅館で働いていまして、この連休中でカニのシーズンということもあり、お客さん多くて忙しかったですが、仕事の合間に無理やり大会に出たんですけれど、気合と根性で走り切れたかなと思います。 これからダッシュで帰ってカニを捌く仕事が待っています!」 第5中継所では、京都市が依然トップのまま、タスキをつなぎます。 この第5中継所では世代を超えたタスキ渡しも・・ 【声】南丹市 6区 田中翔希 選手(園部中2年) 「高校生がいっぱいですが、チームの順位を下げないように次につなげたい。 つないでくれてありがとうみたいな気持ちで、タスキを受け取りたいです。」 【声】南丹市 5区 中井芳聡 選手 「世代を超えてみんなで力を合わせて、最後までタスキをつなぐところが魅力だと思います。 倍くらい生きているのでいろいろな方に感謝してもらって、競技を末永く続けていただきたい。」 【声】綾部市 5区 野吹章之 選手(何北中 教員) 「長年綾部に勤めていますので恩返しの気持ちとか、地元ですのでたくさんの方にがんばれと応援していただけますので、精一杯その期待に応えようという思いで走りました。」 6区、京都市で洛北高校の坂元南紬太は強豪校がひしめいた近畿高校駅伝1区区間賞の実力通り、高校最後の駅伝を区間賞の走りで、2位城陽との差を広げます。 京都市は7区、8区が区間2位の走りと、盤石のレース運びで6連覇を達成しました。 【声】京都市 8区 森井勇磨 選手 「6連覇できたことが非常にうれしく思っています。 僕自身アンカーは昨年に続いて2回目でしたが、トップでゴールすることが役目だったので、役目を果たすことが出来て非常に良かったと思います。」 2位は城陽市、3位は京田辺市と、2年連続で同じ順位となりました 【声】木津川市 8区 西村直記 選手 「若い子たちも社会人や大学生と一緒に走って、いい経験になると思いますし、僕らも若いエネルギーをもらって、気持ちを新たに走れるので、すごくいい大会やと思います。」 【声】福知山市 8区 蘆田優佑 選手 「いろいろな人から福知山市がんばれーという、どこの市町村よりも一番声をかけてもらった! 本当に地元で駅伝ができてよかった。」 【声】京田辺市 5区【区間新記録】 橋本颯人 選手(洛南高2年) 「洛南のOBでもある赤星さん(駒沢大3年)の記録を抜けたことはよかった。 実業団の方と一緒に走る機会はなかなかないので、とても貴重な体験だったと思います。」