【ストップ!詐欺被害】若者が犯罪に巻き込まれないために「闇バイトで実行犯に」「恐れずに警察に相談して」暴力団の影も 福岡
FBS福岡放送
学生向けの金融セミナーが開かれ、SNS型投資詐欺への注意が呼びかけられました。SNSに接する機会が多い若者が、犯罪に巻き込まれないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
13日、福岡市城南区の中村学園大学では。 ■元木寛人アナウンサー 「こちらの教室では、金融に関するセミナーが行われています。」 参加したのは、スーツ姿の短期大学部の学生およそ50人です。この「金融リテラシーセミナー」は、お金に関する知識を高めることで、学生の金融トラブルを未然に防ぐことなどを目的に、西日本シティ銀行が開いたものです。 新NISAなど投資熱が高まる中、急増しているSNS型投資詐欺についても説明が行われました。 ■西日本シティ銀行 営業企画部・近藤 淳哉 調査役 「最初だけ『利益が出ました』『1万円配当です』みたいな形で渡したりするので、被害者も最初は『良かった』と思ってだまされるケースが多い。その後は中国やフィリピンに逃げてしまって姿をくらましてしまう。」 ■学生 「僕もちょくちょく(怪しいメッセージなどが)来たりするのですが、すぐブロックしたり、ネットで調べて対処しています。」 「インスタグラムでそういう連絡があったのですが、ブロックしたり消したりして、あまり反応しないようにしています。先に疑ってから、自分で判断していこうかなと思いました。」 実際に、知人が投資詐欺の被害に遭ったという学生もいました。 ■学生 「友達、200万円くらい損していました。3万円くらい振り込んだら5万円返ってきて、5万円振り込んだら10万円返ってきて、繰り返したら、200万円くらい振り込んだら飛んだ、みたいな。気をつけようと思います。」
警察庁によりますと、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺の被害は、ことし9月末時点で7662件、974億3000万円となっています。そのうち、およそ6%は10代と20代で、若い世代にも被害が広まっています。 一方で、若者が加害者となり、犯罪に手を染めるケースもあります。その入り口となるのが、SNSを通じて犯罪の実行役を集める“闇バイト”です。