トム・ハンクスとロビン・ライトが共演「HERE」4月公開、監督はロバート・ゼメキス
ロバート・ゼメキスが監督を務め、トム・ハンクスとロビン・ライトが共演した映画「Here」が「HERE 時を越えて」の邦題で公開決定。アカデミー賞で作品賞など6部門を制した「フォレスト・ガンプ/一期一会」のチームが再結集した同作は、4月4日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。このたび予告編とポスタービジュアルが解禁された。 【動画】 原作は2016年にアングレーム国際漫画フェスティバルの最優秀作品賞を受賞し、20カ国以上で翻訳されたリチャード・マグワイアのグラフィックノベル「HERE ヒア」。ある部屋の一角を定点観測し、地球の黎明期から遠い未来まで、その空間で起こる無数の出来事をつづった作品だ。邦訳版は2016年に国書刊行会から刊行された。 映画も、ある地点にカメラを固定したまま悠久の時を越えていく物語に。恐竜が駆け抜ける時代から、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。やがてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく姿を見つめていく。いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャードとマーガレットの男女。世界が急速に変化する中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋に落ち、思いがけない人生を歩み始める。 予告編はYouTubeで公開中。リチャード役のハンクスとマーガレット役のライトは、10代から70代までを自分1人で演じている。撮影現場には、各年代の顔に即座に入れ替わるVFX技術を用いたモニターを用意。2人はその映像を見ながら、シーンごとの年齢に合うように瞬時に演技を調整していたという。 ゼメキス、ハンクス、ライトのほかにも、「フォレスト・ガンプ/一期一会」を手がけた脚本のエリック・ロス、撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらが集結。ゼメキスは「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。トムやロビン、エリックとも、また何かできるチャンスを伺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思った」と語っている。 ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼できる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。一緒に作品を作ることができてうれしかった」とコメント。ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった」「旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」と話している。 配給はキノフィルムズが担当。家の窓をモチーフにした日本版オリジナルのポスタービジュアルは、グラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた。 (c)2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved.