ウエートリフティング女子代表監督に冨田史子さん 五輪メダルへ意欲 花巻東高野球部コーチ
ウエートリフティングの元日本代表で、花巻東高校硬式野球部ストレングスコーチの冨田史子さん(39)は、2025年4月からウエートリフティング女子日本代表監督に就任する。25日に花巻市松園町の同校で会見した冨田さんは「女子はパリ五輪でメダルを獲得できなかったので、2大会ぶりのメダルが一番の目標」と意気込みを語った。 宮古市出身の冨田さんは、宮古北高時代に全国高校選抜大会、全国高校女子選手権大会を制し、早稲田大では全日本チャンピオンに輝いた。クリーン&ジャークで148キロの女子国内最高記録を保持。現在は日本オリンピック委員会の強化スタッフを務めるとともに、18年から花巻東高男子硬式野球部の筋力トレーニングなどを指導している。 同校で得たことについては「スタッフ、選手が本気で日本一を目指している。日々の練習で選手が心身とも成長するのを見せていただき、素晴らしい経験になった。五輪代表選手にも、花巻東のように応援される選手となることを求めたい」ときっぱり。今後も同部コーチは継続するといい、中村耕太朗主将(2年)から激励の花束が贈られた。