豊田兼が400mハードル史上3人目の47秒台でパリ五輪代表に内定 通過タイムからわかる47秒99までのプロセス【日本選手権2日目】
日本選手権予選は5台目の入りが21秒57と、GGPと同じ前半の抑え方をした。そこで余裕が大きかったことを確認して、決勝は5台目通過を21秒00まで速めたが、今回は後半のペースダウンを最小限にとどめて47秒台を出してみせた。 パリ五輪では「決勝進出」が目標となる。そのために「このまま調子を崩さず、47秒を再現させる」ことを目指す。もちろん、47秒99でいい、ということとは少し違う。 「今日やったレースを再現する勢いで、47秒台後半や47秒5台まで、タイムを縮めていきたい」 高野コーチはそのための練習のイメージをすでに描いていた。「まずは今回の前半のタイムを楽に行く練習をして、後半に余力がある状態を作りたいですね。8台目からフィニッシュまでが14秒1になるイメージです」 次への課題を明確にした豊田は、決勝を見据え初の五輪に挑む。 (TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター)
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