ロッテ戦の3回に同点打を放ち、チームの勝利に貢献した清宮。写真：THE DIGEST写真部

　横浜ベイスターズや北海道日本ハムファイターズで活躍した野球評論家の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。クライマックスシリーズ（CS）・ファーストステージで輝いた日本ハムの清宮幸太郎と万波中正を称えた。 【動画】高木豊氏がCSロッテ戦で活躍した万波中正＆清宮幸太郎を絶賛！ 　第2戦の1ビハインドでの9回裏に同点ソロホームランを放った万波を「メジャーに一番近い人間かもな。金が取れるわ、この子は」と絶賛。守備についても、次のように高く評価した。 「抑止力があるよね。万波のところで、（ランナーは）みんな止まるもん。相手の（走塁）コーチも止めるしさ。あれだけでも違う。メジャーに行っても肩の力はトップクラスだと思う」 　また、第3戦の3回裏に打った清宮の貴重な同点打を「俺が感動したのは...」と切り出して、こう振り返った。 「（前の打者の）淺間が見逃し三振したじゃない。次のバッターで凄く嫌なのが、初球からいって凡打したら相手を助けるような形になる。だから、勇気はなかなか持てないんだけど、初球からよく打ってくれた」 「育ちがクリーンアップなんだよ。どういう状況に立ってもランナーを返してチームを勝たせなきゃいけないというのが、小さい時から身に沁みているから、あの初球をいけたんだと思う」 　清宮のバッティングフォームの変化についても、「振る角度が変わっている。身体も前に突っ込まなくなったしね」と言及。今季15本塁打と2022年のキャリアハイ（18本）に次ぐ成績を残した強打者に「彼の持っている能力が出始めてきている」と賛辞を贈った。 構成●THE DIGEST編集部