公募の「市長候補」辞退で別の候補者検討 大阪・四條畷市長選
12月投開票の大阪府四條畷市長選に関し、東修平市長(36)は27日、大阪市内で記者会見を開いた。自身が関わった求人サイトを通じた「市長候補」公募で選考した、元国連職員で無所属新顔の篠原雄之氏(38)が立候補を辞退することになり、別の候補を改めて選ぶ意向を明らかにした。公募の最終選考に残った人たちのほか、自身の立候補も含めて検討する。 東市長によると、篠原氏は25日朝、四條畷市内の自宅で意識を失った。医療機関での検査で心臓に疾患が判明し、「絶対安静、1カ月の検査入院が必要」と診断された。この日の夜に篠原氏から東市長に立候補辞退が伝えられた。 市長選は12月15日告示、22日投開票。篠原氏以外に、前市議で無所属新顔の渡辺裕氏(50)が立候補を表明していた。 「市長候補」公募には約200人の応募があった。東市長は「無投票は避けたい」とし、候補者選考に関わった団体は、最終選考に残った6人のうち篠原氏を除く5人を軸に、東市長も含めて候補者を出す方向で早急に検討を進めるという。(編集委員・中島隆)
朝日新聞社